百合について

nolile2009-09-16

百合が好きだ

念のために述べておくが、百合とは花のことではなく、女の子同士でキャッキャウフフしていることである。
私はその百合が好きで好きでたまらない。好きすぎて我慢できず、はてなダイアリーで語ることにした。以下、百合作品についてのネタバレがあるかもしれないので注意していただきたい。

百合との出会い

私が初めて触れた百合作品は、Tarteというブランドから発売されたエロゲーカタハネ」だ。それまでにも小説やアニメで百合の存在は知っていたが、百合メインの作品に触れたのはこれが初めてだった。カタハネをプレイしたのは百合だったからではなかったが、カタハネはシナリオ、絵、音楽のどれも素晴らしく、カタハネを好きになり、そして百合を好きになった。

一般的な百合

私はこうして百合を好きになったので、一般的に人気がある百合とは好みが違うと思われる。ここで一般的に人気があると私が想像している百合は、「マリア様がみてる」(以下マリみて)をはじめとしたお姉様と妹のプラトニックな関係のものである。そして私はこの「お姉様と妹」も「プラトニック」も好きではないのだ。

百合の定義

さてここで「そもそもプラトニックでなければ百合ではない」という意見もあるだろうから、百合の定義について私見を述べさせていただく。百合の定義で問題となるのはレズとの境目で、「2次元なら百合、3次元ならレズ」や「精神的なのが百合、肉体的なのがレズ」、「キスまでが百合、それ以上がレズ」などと言われている。
私としては「キスまでが百合、それ以上がレズ」が適しているとは思うのだが、上記カタハネが百合と呼ばれていることもあり、「2次元なら百合、3次元ならレズ」として使い分けるのが一番適切だと思う。

好きな百合について語る

話は戻る。
ではどのような百合が好きなのかというと、単純にその逆、「同学年」で「非プラトニック」なのが好きなのだ。
分かりやすく「お姉様と妹」の逆として「同学年」と書いたが、範囲を広げさせると違う二人より似た二人の方が好きということだ。例えばマリみてではしっかりした姉と元気な妹の組み合わせである祥子と祐巳カップリングよりも、どちらも落ち着いている志摩子乃梨子カップリングの方が好きだ。ただ違う二人のカップリングが嫌いというわけではなく、男と女のカップリングを100とすると300はある(単位は萌え毎カップリングだろうか)。しかし似た二人のカップリングだと800はいってしまう。
「非プラトニック」についてはそのままの意味で、少なくともキスをしてないのに百合カップリングだとは思えないし、それ以上もした方が好きだ。

一番好きな百合は

似た二人の方が好きと述べたが、実はさらに好きな百合がある。マリみてで言えば聖と栞のカップリングだ。一言で何というべきなのか分からないが、二人で一人になる、二人が一人になる、そんな百合が一番好きなのだ。
聖と栞のストーリーの中に、二人の髪を使って一つの三つ編みを編んだという話がある。一番好きな百合を物理的に言うとこの話になるのだろうか、これにはたまらなく萌えた。
ただし、聖と栞のカップリングもそうだが、このような百合は大抵悪い関係と見なされる。非常に好きな作品だが、「幽霊列車とこんぺい糖」はこのような百合から抜け出す話になっている。名義は違うが同一作者による「あまがみエメンタール」も少し違うが似たような話になっている。二人で一人とは依存に他ならないのは確かだから、悪い関係であるのもまた確かだろう。それでも私はこの百合が一番好きだ。

おしまい

もっと語りたいところだが、冗長になるので終わりにしておく。私の好みに合う百合カップリングをご存じならばぜひ教えていただきたい。